消化器血行動態解析チームについて
臓器血流量分布において消化管と肝臓が占める割合は20-25%とされており、主要臓器の中でも最も多くの血流が分布しています。しかし一方で消化管の血行動態や各疾患との関連については解明が遅れているのが現状です。また、日常診療である内視鏡検査・
治療などについてもその有用性や安全性を臓器血行動態の観点から解析することにより、さらなる改善が可能となると考えています。
現在、我々は内視鏡検査が消化管血流に与える影響について研究しています。消化器血流動態の観点から内視鏡検査の侵襲性を評価し機器の改善や薬物的な介入により更に安全で楽な検査・治療法の開発を目指しています。